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理想的な睡眠時間は人によって異なる

最適な睡眠時間がどのくらいなのかは、体の特性によって違いが生じます。
短い睡眠時間でも仕事や勉強が捗るショートスリーパーもいれば、長く寝なければ気分が優れず仕事や勉強の効率が下がるロングスリーパーもいます。
海外の研究によると、1日の睡眠時間が5時間以下の人と10時間以上の人は7時間から8時間睡眠をとる人と比べ、仕事を休む日数が多いとする結果が伝えられています。
それだけ病気のリスクも高くなるといえます。

では一般的にどのくらいが理想の睡眠時間なのでしょうか。
各研究機関や研究対象によってそれぞれ異なる時間を提示していますが、病気のリスクから判断すると男女ともに7時間から8時間の間とされます。
この程度の平均睡眠時間を確保する人のことをバリュアブルスリーパーといい、ショートスリーパーやロングスリーパーと区別されます。
割合から見ると80%以上の人がバリュアブルスリーパーと考えられており、その事実が翻って7時間から8時間は睡眠時間をとる必要があるという定説に繋がっています。

睡眠が適切でない場合、単に体の疲労が抜けないことに止まらず、高血圧や糖尿病、高脂血症といった生活習慣病を引き起こしたり、免疫力が低下して風邪を引きやすくなったり、そのまま睡眠を改善せずに放置すると、心臓疾患や脳疾患など重大な病気に繋がりかねません。
また社会の高齢化に伴う深刻な問題として認知症がありますが、睡眠不足を続けると脳が縮小するデーターが報告されています。
こうしたリスクを回避するためにも自身の最適な睡眠時間を知ることが重要です。
ショートスリーパーが長く眠っても良くはありませんし、同じカテゴリーに該当する人でも年齢などによって違いがあります。
自分の最適な睡眠時間を知るため医師に相談するのも良いでしょう。
ただその前に、自身の状況は自身が一番把握できますので、仕事や勉強の効率が上がる睡眠時間をいろいろ試して、どのカテゴリーに自分が該当するのか調べ、生活習慣を見直すことも大切です。

深いノンレム睡眠をしっかり取ろう

睡眠には一定の周期があり、深くなったり浅くなったりします。
浅い睡眠をレム睡眠といい、深い睡眠をノンレム睡眠といいます。
だいたい90分周期でレム睡眠が訪れます。
レム睡眠は体を休息させるためにあり、脳波が起きている状態に近いとされます。
一方ノンレム睡眠は脳そのものの休息とされ脳波自体もほぼ活動していません。
このノンレム睡眠を適切にとることですっきりと目覚めることができます。

約90分周期でノンレム睡眠とレム睡眠を繰り返しますが、なかでも一番深いノンレム睡眠が最初の90分で訪れ、次に深い睡眠が続く90分に訪れます。
つまり最初の90分と次の90分である3時間で脳はより深く休んでいることになります。
眠り始めてから周期を追うごとに眠りは浅くなりますので、ショートスリーパーは、3回のノンレム睡眠で十分寝起きがすっきりしている結果になります。
ノンレム睡眠が脳を休める睡眠ということを考慮すれば、いかにノンレム睡眠をしっかりとるかによって、寝起きの感覚が変わります。
また成長ホルモンは、最初のノンレム睡眠でより多く分泌されるため、成人はもとより、幼児期には深いノンレム睡眠が重要なことが分かっています。
それだけ記憶力や心身の健康などに大きく関わっていますから、特に最初の3時間を大切にしたいところです。

睡眠を理解することは病気リスクの予防になりますし、何より日々を感情豊かに楽しく過ごすことができます。
最適な睡眠時間は人それぞれですが、脳の休息であるノンレム睡眠はショートスリーパーでもロングスリーパーでも同様に不可欠です。
仕事や勉強の事情を加味しながら、どうすれば効果的な睡眠がとれるのか考えましょう。
それほど睡眠は重要なのです。

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